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今週の台湾一覧 > 台湾カルチャー教室①中秋節 バーベキュー編
パート2 中秋節はBBQで始まるBBQで終わる! 編 台湾では中秋節には必ず家族や友達とバーベキューをする習慣があります。
この習慣は台湾独自の文化といっても過言ではありません。
中秋節当日に限らず、前後1週間はバーベキュー三昧になります。
①なぜ中秋節にバーベキューをするようになったのか?
1960年代、中秋節の時期に調味料メーカー「萬家香」、「金蘭醤油」が相次いでバーベキューを題材にしたコマーシャルをテレビで流しました。それが思わず食べたくなる映像と話題となり、中秋節にバーベキューをする人が続出した、と言われています。日本のバレンタインデーと近いものを感じますよね。
②台湾のバーベキュー風景 家やお店の前、公園や河川敷、さらには大学の中と、外に出たらとりあえずバーベキューしている人しかいません。
基本的にはどこでやっても自由ですよ~。
ただし、火の取り扱いは十分に気を付けましょう!!
政府も毎年バーベキューが許可されている河川敷のリストを公開しているので、参考にしてみてください。
(
2014年のリスト)
上の写真は高雄の橋頭糖厰というところにあるバーベキュー場です。食材や木炭、調理用品などすべてうんびされた状態で始めることができます。台湾各地にこのようなバーベキュー場があり、とっても便利です。
なんだか、日本のお花見と似ていますね。日本の「花より団子」という言葉を借りると、「月よりお肉」という言葉がピッタリですね。中秋節の時期になると、多くのスーパーでは「バーベキューセット」の販売・予約を始めます。バーベキューコンロから食材まで、自分で準備しなくていいので、楽チンです。
③台湾ならではの食材 お肉や野菜の種類は日本とほとんど変わりません。しかし、台湾ではおでんの具としてもなじみの練り物を焼いて食べるのが大好きです。また、甘めの「台湾ソーセージ」も欠かせませんね。
これは、「豬血糕(ジューシュエガオ)」という豚の血と餠米を使った具材です。見た目は気持ち悪いですが、とっても美味しいですよ。
もうひとつびっくりなのは台湾ではお肉や野菜を食パンに乗せて食べるんです。日本だと絶対「ご飯」か「焼きそば」ですよね!でも、意外とこの食べ方もアリです。
デザートにマシュマロを焼いて食べるのも台湾流!
日本だと焼きあがった食材にタレをつけて食べますが、台湾だと焼いている最中にハケでソースをあらかじめ塗ります。
台湾の市販のバーベキューソースは甘めで、自家製ソースを使う人もいます。
パート3では、
中秋節のタブーについてご紹介します。お楽しみに~。